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サイドFIREにはいくら必要?|3000万円"サイドFIRE"する具体的な方法

こんにちは!なる(@Nalu_Blog)です。

 

突然ですが
”サイドFIRE”するにはいくら必要
だと思いますか?

1億円?
5,000万円?
家族持ちなら2億円?

 

最近X(旧Twitter)で3,000万円でサイドFIREしました!という方を数名見つけました。

私自身3000万円で”サイドFIRE”可能!だと考えています。

 

この記事では

  • 3,000万円でサイドFIREする方法
  • 独身や家族持ちによってどう変わるのか
  • 具体的に何に投資すると良いのか

を紹介していきます。

 

この記事を読めば
「サイドFIREにはいくら必要か?」
が分かるようになります。

 

”サイドFIRE”とは

そもそもサイドFIREとは

通常のFIREでは、資産運用による収入をベースに暮らしていくことを目指しますが、サイドFIREでは資産運用をしつつ、副業などの労働収入と合わせて生活していきます。

 

サイドFIREは少ない資産で実現可能である点や、嫌な仕事を辞めて好きな仕事をできるメリットがあります。

逆に資産が少ない分、暴落が来たときに資産が減り生活できなくなるリスクや、将来子供にかかる養育費までまかなえるのか、インフレによる生活費の増加などの不安点(デメリット)もあります。

 

 

3000万円で”サイドFIRE”する方法

では具体的にどのように"サイドFIRE"するのか解説していきます。

 

①3000万円を資産運用

大前提として、資産運用をしていく必要があります。

資産運用とは言っても
投資・FX・不動産
など様々な方法があります。

 

個人的にサイドFIREをするのであれば
配当金や分配金を得る
が一番おすすめです。

個別株の場合は配当金、ETFや投資信託の場合は分配金といいます

 

例えば配当利回り4%の個別株に投資すれば

3,000万円×4%=120万円

毎月10万円の収入になります。

(税金は考慮していません)

 

具体的な銘柄や方法は後半のシミュレーションで紹介します。

 

②毎月の生活費を把握する

毎月の生活費は把握できていますか?

 

だいたい20万円くらいだからもうサイドFIREできる!と思って仕事をやめたはいいもののいざ生活し始めるとお金が足りない、、、

とならないようにしっかり支出を把握しましょう。

 

我が家では以下のように把握しています。
(夫婦+娘1人)

  • 家賃
  • 駐車場
  • 車関係
  • お小遣い(自分)
  • お小遣い(妻)
  • 奨学金
  • 食費
  • 子供
  • 保険
  • 日用品
  • 通信費
  • 光熱費
  • 交通費
  • 交際費

普段の支出を把握できていない方はまずこの表を完成させてみてください。

 

後半のシミュレーションでは実際の我が家の支出でシミュレーションしていますので、気になる方は是非最後までご覧ください。

 

 

③労働で必収入を稼ぐ

1カ月の生活費が決まると労働で稼ぐ金額が決まります

 

毎月の支出が20万円の場合、

資産の3,000万円を配当利回り4%の株に投資すれば毎月10万円の配当収入

毎月10万円を労働で稼ぐ必要があります。

 

せっかくサイドFIREするのであれば、自分の理想の働き方を明確にしておきましょう。

  • 週に何日間はたらくのか
  • 1日の労働時間は何時間が良いか
  • 何をしたいか

などを決めておくとサイドFIRE後のイメージがより明確になると思います。

 

 

3000万円でサイドFIRE 独身

独身世帯の平均生活費は16万円と言われています。(総務省:家庭調査より)

 

独身の”サイドFIRE

初心者におすすめの方法はETFへの投資です。

投資信託のオルカンやSP500、NASDAQ100の人気が高いのと同じで、今後の成長や増配を考えると高配当株も米国高配当ETFがおすすめです。

 

米国高配当ETFでは

VYM、HDV、SPYD

が不動の人気ですが今回はVYMに投資すると仮定します。

 

現在のVYMの配当利回りが2.88%

新NISA枠で1,200万円(税金10%)
特定口座で1,800万円(税金約28%)

投資すると受け取れる配当金は
311,040円+373,248円=684,288円(年間)

月あたりに換算すると57,000円

 

VYMは13年連続増配の安定感と株価の上昇が期待できますが、配当利回りはイマイチ、、

 

それでも毎月約10万円の労働収入があればサイドFIREができます。

 

また、VYM最大の強みは増配率の高さで通算実績で6.1%もあります。

 

サイドFIRE後の受け取れる配当金をシミュレーションすると(税率は中間の20%で計算)

1年目は毎月5.7万円ですが、10年目には約10万円、19年目には16万円を超えFIRE達成も見えてきます。

 

SPYDであれば増配率は高くありませんが、配当利回りが4.3%あるので最初から労働収入を少なくしたい方にはおすすめです。

SPYDに3,000万円であれば1年目から毎月85,000円得ることができます。

 

VYM、HDV、SPYDそれぞれに投資した場合のシミュレーション記事も書く予定なのでもうしばらくお待ちください。

 

 

3000万円でサイドFIRE 既婚子持ち3人家族

 

既婚子持ちのシミュレーションでは

  • 守りのサイドFIRE:投資初心者むけ(ETFメイン)
  • 攻めのサイドFIRE:我が家の理想

の2つの方法を紹介します。

 

守りのサイドFIREでは全国平均の生活費25万円

攻めのサイドFIREでは我が家の生活費36万円を想定してシミュレーションしていきます。

 

守りのサイドFIRE

家庭持ちの場合もVYMをベースに考えていきます。

ただしVYMだけでは利回りが低いので日本の個別株と組み合わせます。

 

今回は

新NISA枠でVYMを1200万円(税率10%)
特定口座で日本株を1800万円(税率20%)

VYMから311,040円
日本株から576,000円

合計887,040円(年間)

月あたり74,000円の配当収入が得られます。

※日本株は個別株を購入し、配当利回り4%で仮定します(税引き前)

 

【高配当株】過去10年間の増配ランキング|資産500万円でもFIRE!?

続きを見る

 

この場合の必要な労働収入は
25万円-7.4万円=17.6万円

 

例として

夫が月12万円、妻が6万円ほど稼げばサイドFIREできます。

9万円ずつではだめなのか?

 

扶養に入る条件に

被扶養者は扶養者の半分以下の収入である

とあるのでこのバランスが重要です。

 

詳しくはセミリタイア後の必要な出費に書いていきます。(後日書きます)

 

初年度は月に12万円とアルバイトだと少し厳しい金額ですが、現在勤めている会社で時短勤務をしたり、時給の良い仕事であればサイドFIREが実現可能です。

独身の場合と同じで年々受け取れる配当金は増えていくので必要な労働収入は減っていきます。

 

 

攻めのサイドFIRE

最後に我が家の場合のシミュレーションです。

最初の生活費のシートに当てはめると

家      59000
駐車場2台 10000
なる小遣い  30000
妻小遣い      30000
奨学金         18000
食費          50000
車関係         40000
衣服            10000
おと          50000
保険          8000
日用品      10000
携帯          4500
光熱費      20000
交通費         5000
交際費      10000

合計 36万

支出が多すぎる、、

 

この場合でも資産3000万円でサイドFIREできるのかシミュレーションしていきます。

かなり攻めた方法なのであまりお勧めはしませんが我が家はこの方法を狙っています。

 

新NISA枠
HDV(800万円)、MO(150万円)、VZ(150万円)、BTI(100万円)

特定口座
JEPQ(1800万円)

 

簡単に銘柄を紹介すると

HDV:米国高配当ETF(3.37%)
MO:米国のたばこ銘柄(7.94%)
VZ:米国の通信会社(6.32%)
BTI:イギリスのたばこ銘柄(8.96%)
JEPQ:NASDAQとNASDAQのカバードコールの組み合わせETF(9.01%)

MO、VZ、BTI、は連続増配銘柄なので安定感があり、VYMほどではありませんが増配が狙えます。

JEPQはNASDAQの大型成長株とカバードコールの組み合わせなので増配はあまり期待できませんが、株価の上昇が期待できます。

 

この銘柄でシミュレーションしていくと

HDV:242,640円
MO:107,190円
VZ:85,320円
BTI:80,640円
JEPQ:1,166,400円

合計1,682,190円

月あたり約14万円

 

となり必要な労働収入は22万円

収入の割合は

なる:15万円
妻:7万円

です。

 

15万円をアルバイトは厳しくないか??

 

なる
なる
なんと教員免許を持っているので非常勤講師で時給が3,000円です。

時給3,000円だと、

週3日×4時間×4週で144,000円の収入になりサイドFIREが実現可能です。

 

このように投資方法を工夫すれば資産3,000万円でサイドFIREは実現可能です。

 

資産3,000万円に対して配当金が168万円なので、現在の利回りは5.6%(税引き後)

今後も増配していくと(増配率3%)

10年後には毎月18万円の配当収入を得られるようになり、生活費の半分をまかなえるようになります。

 

 

仕事をやめると生活費に加えて、会社員時には天引きされていた年金や国民健康保険、税金の支払いが必要になります。

いくら支払うのかはまた別記事で詳しく解説していきます。

 

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