こんにちは、なるです。
前回は、VYMの増配シミュレーションの記事を書きましたが、今回はHDVの増配シミュレーションをしていきます。
今回の記事では、
- HDVの過去の増配率
- HDVの分配金実績
- 増配による分配金の推移
- 株価上昇による資産の増加
- HDV積立シミュレーション
を紹介していきます。
【目次】
前提【HDV増配シミュレーション】
今回も2パターンに分けてシミュレーションしていきます。
パターン①:分配金再投資なし
パターン②:分配金再投資あり
その他の条件
配当利回り:3.35%(2024/8/11)
税率:10%(新NISAの成長枠)
運用期間:20年間
運用金額:100万円
増配率は過去10年の平均で計算
増配シミュレーションは積立投資よりも一括投資の方がイメージが湧きやすいので、新NISAの成長枠でHDVを100万円購入したという前提で検証していきます。

最後に積立投資の場合もシミュレーションしておくので気になる方は最後までご覧ください。
HDVの増配率・配当金の推移
HDVの増配率
過去5年平均:4.78%
過去10年平均:5.92%
HDVの配当金の推移

HDVの配当利回りの推移
コロナ過では一時配当利回りが5%を超えましたが、ここ3年間は3~4%前後で推移しています。
利回りが4%前後あるときに購入したいところ。
VYMの株価の推移
株価はここ10年間で1.5倍になっています。
増配の恩恵を受けながら株価の値上がり益もしっかり受けられるのが高配当ETFの魅力の一つです。
パターン①:分配金再投資なし|HDV増配
もう一度前提を確認します
配当利回り:3.35%
運用資産:100万円
増配率:5.92%
新NISA枠→税率は10%
分配金再投資なし
追加投資・分配金再投資なしでも増配率が約6%もあると分配金どんどん増えていきます。
1年目には3万円だった分配金が、10年目には約5万円、20年目には9万円になっています。
20年間で受けとれる分配金は約110万円。
また、運用資金100万円で分配金が10万円なので取得費に対する利回りは9%に!
受け取った分配金を使いながらこれだけ配当金が増えていきます。
1,200万円運用予定の方は20年後には年間108万円です。
【VYM増配シミュレーション】VYMの増配率や増配による分配金推移は!? - NALU blog
パターン②:分配金再投資あり|HDV増配
もう一度前提を確認します
配当利回り:3.35%
運用資産:100万円
増配率:5.92%
新NISA枠→税率は10%
分配金再投資あり
分配金を再投資した場合、20年間の累計投資額は226万円になります。
分配金を再投資した場合、
1年目には3万円だった分配金が、10年目には約6.2万円、20年目には13.5万円になっています。

今後20年間、分配金に手を付ける必要のない方は分配金再投資あり
すぐにでもサイドFIREしたい!という方は分配金再投資なしが良いかもしれませんね。
HDV積立シミュレーション
最後に積立投資をした場合もシミュレーションしていきます。
毎月5万円×20年間=1,200万円で
新NISAの成長投資枠をちょうど使いきれます。
毎月5万円・再投資なし
配当利回り:3.35%
初期投資額:0円
積立金額:5万円/月
増配率:5.92%
新NISA枠→税率は10%
分配金再投資なし
このシミュレーションの場合、1,200万円投資し20年後に受け取れる分配金は年間55万円です。
つまり、取得費に対する配当利回りは4.5%です。
一括投資の場合9%だったのでかなりの差ができます。
毎月5万円・再投資あり
配当利回り:3.35%
初期投資額:0円
積立金額:5万円/月
増配率:5.92%
新NISA枠→税率は10%
分配金再投資あり
分配金を再投資した場合、20年間の累計投資額は1,728万円になります。
再投資した場合、20年後の取得費に対する配当利回りは4.1%です。
やはり積立投資は増配の恩恵を受けずらいことが分かります。
まとめ|HDV増配シミュレーション
このシミュレーション結果からFIRE・サイドFIRE・配当金生活を目指す方に一ついえることは
なるべく早く成長投資枠を埋めて、分配金を使いながら増配の恩恵を最大限に受ける!
です。
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